海外の美容室にいってみよう!!〜ケニア編〜

2019年12月22日

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こんにちは!ルカです!

 

皆さんは海外の美容室に行ったことがありますか?

 

海外の美容室で髪を切る、髪を染める…

これらが意味するのは、日本の価値観・流行りを超越し、全く新しいスタイルに挑戦するということです。

 

一歩間違えば、いや、一歩間違えなくとも、とんでもない髪型になってしまうかもしれません。

 

しかし、その国の美容室に行ってみるということは、その国の文化を実際に体験し、現地の人と同じ気持ちになることができるかもしれません。少なくとも私は、同じ気持ちになりたいのです。

 

 

 

私はずっと考えていました。

 

ケニアの人達の髪型って、オシャレだけど洗えなさそうだし、寝ずらそうだし痛そうだし、大丈夫なんだろうか。と。

 

そんなことはやってみないと分かりません。

 

という訳で、今回折角ケニアに来たので、美容室に行ってみました!!

 

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アフリカンヘアーって?

まあ、アフリカンヘアーといえども一概には言えませんが、皆さんはどんなイメージをお持ちですか?日本人の直毛とは正反対の、くるくるした髪の毛や、きっちりと編み込まれたデザイン性の高い髪型をイメージしているかと思います。

 

その通りです。全員が全員、全部の国がそうとは言えませんが、一般的にアフリカンヘアーはそういった髪型になります。

 

女性で説明すると、大体4種類くらいの髪型に分けられるのかな、と思います。

 

①ブレイズヘア

②ドレッドヘア

③サラサラヘア

④ウェーブパーマ

 

上から見ていきましょう。

 

①ブレイズヘア

こちらが圧倒的に多いです。大体6-7割の女性はブレイズなんじゃないかな、と思います。

アフリカ人は、日本人と違って髪の毛が非常にくるくるしているため、長く伸ばしていくのも大変です。そのため短い方が多く、お店で髪の毛を買って、それを編み込んでいくのです。

小さい子は、こういうビーズみたいなのを付けてる子が結構いますね。おしゃれ!

 

 

②ドレッドヘア

うーん、かっこいい!

ドレッドの女性は惹かれるものがあります。

元はというと、アフリカ人のくるくるとした毛をずーっと放っておいた結果、髪が絡まり合い自然にできるのがドレッドらしいのです。

今は、美容室でくるくるしてもらうことがほとんどのようです。

 

 

③サラサラヘア

アフリカンには、くるくるした髪の毛にコンプレックスを持つ方も多く、サラサラヘアーに憧れる人は多いそう。

ウイッグをかぶる人や、ストレートに矯正する人などさまざま様々。お金持ちの人の中には、毎月何万円もかける人もいるのだとか。

 

 

④ウェーブパーマ

ヤングジャンプの表紙かと思いました。とても綺麗ですね!

 

このような、ウェーブがかかったような髪型の女性も一定数見られます。

これはどうなんでしょう、地毛なのかウィッグなのか微妙なラインですが、多くはウィッグかと思います。

日本人がやっても似合う人は少なそうですが、アフリカンのウェーブはとても美しいですね。

 

このような付け毛やウィッグには、もちろん様々な色が揃えられていて、無難な黒や茶色から、金色や青緑や赤などもあります!こうやってオシャレを楽しむわけですね。

 

 

レッツトライ!!

はい!アフリカンヘアーって何ぞや!という疑問が解決したところで…

 

 

 

実際に行ってきました

 

いやあ、百聞は一見にしかず。何事も挑戦が私のモットーです。

今回は、かつて元ヤンとして長野を制したルカ母もやっていたというドレッドに挑戦しようと考えていました。

 

しかしここで問題が発生。美容師さんにドレッドにしたいという旨を伝えると、思いもよらない答えが返ってきました。

 

 

 

「あんた、ドレッドにしたいって、それホンマにいうてはるん?」

 

 

何を隠そう、小さい頃から馴染みのある現地の人でさえ、ドレッドは非常に痛いらしいのです。

それを、ゆるっゆるの頭で何十年も過ごしてきた日本人がやるなんて、正気の沙汰じゃない。そう言っていました。

 

 

 

やめました。

 

 

しょうがないじゃん!!そんなに痛い痛い言われたら嫌だもん!!痛いの嫌!!

 

ということでドレッドは断念し、ブレイズに変更。

ブレイズと言えども、もちろん痛くないわけではない。

ただ少しだけ、ドレッドよりマシらしい。

 

ブレイズのアフリカンガールはとても多い印象なので、「これで私もアフリカンガール!!」と、ウキウキしながら席に着きました。

 

 

どんな色にするか?どのくらいの長さにするか?

日本の美容室と同様に、なりたい姿を思い浮かべ美容師さんに伝えます。

 

今回私は

・腰までのロングヘア―

・黒と赤(3:2)

 

といったものをオーダーしました。

そこで、このような毛を購入します。一つ60円で手に入り、だいたい皆5つ必要なので、300円ですね。

 黒ベースに赤を入れたかったので、黒を3つ、赤を2つ購入しました。

スタイルとかはもうよく分かんないんで、お任せしました。

ちなみに編み込み代が700円ほどなので、全部で1000円くらいしかかかりません!安い!

 

 

編み込みスタート!!

 

うーん、なんという手際の良さでしょう。あっという間に私のオリジナルヘアーが巻き込まれていきます。

 

あっ、、もみあげ引っ張らないで、、!!

全く躊躇することなく引っ張るその姿に、思わず日本語で暴言が出てしまいます。

 

「あかんあかんあかんちょっと!痛いって!!!おい!!」

あまりの痛さに視界が暗くなったりもしました。

 

 

 

4時間に及ぶ戦いの末…

人生で一番長い4時間でした。

 

完成はこちら↓

か、かわいい…!!

 

自分で言うのは何ですが、思ってたよりも似合ってました。こういう人いる!みたいな。

 

ただずっと同じ体勢だったため、お尻には血が溜まり痔になりかけました。

また、死ぬほど頭が重く、痛いというのも問題点です。特に初日は頭が慣れていないので、ポニーテールのポニーの部分を持ちながら移動していました。

 

数日たって頭が慣れたら、違うヘアアレンジもできるとのこと!

ちなみにヘアアレンジはゴムなどを使うのではなく、紐で髪の毛を縫っていきます。そうすることで凝ったアレンジも可能なんです!

 

 

アレンジ

オールバックのポニーテール、それはそれで恰好良かったのですが、なんか恥ずかしいし、生え際がとても痛かったので、なんとかセルフアレンジを考えました。

 

早速考え付いたのは、よくあるターバンスタイル。ポイントは、ターバンの下からも上からも毛を出した点です。こなれ感が出ています。

ぐんぐんに引っ張られた生え際を包み隠し、視覚的にも優しいスタイルです。

しかし、手持ちの布がめちゃめちゃ大きいものしかなく、なんかすごい頭がデカいインド人みたいになったのでやめました。

 

 

続いて編み出したスタイルは、バンダナスタイル。

 

黒のバンダナを生え際にあてがい、痛さを和らげることに成功したスタイルです。

顔周りに2本のおくれ毛を出したことで、日本のヒップホップ系女子感を出すと同時に、小顔効果も狙います。

実はこのスタイルが一番長かったかもしれません。お洒落だしかわいいので。

ちなみにこのバンダナ、家にあったヒートテックを切って巻いただけです。

 

 

 

しかし上2つのアップスタイルには、問題点がありました。

 

そう、ヘルメットが被れないのです。

私は毎日仕事でバイクに乗るのですが、ヘルメットを無理やり被ろうとすると鼻は潰れ、目は引っ張られて開かず、しゃべる事すらできない。

 

このままでは顔面が変形してしまう、と焦った私は、ダウンスタイルを模索しました。

とりあえず全て下ろしてみると、日本のラッパーみたいになったので、フードを被ってみました。ノリノリです。

しかしこのスタイル、重力に従いまくっているのでめちゃめちゃ痛いです。

 

 

そこで、結びつつ生え際をカバーできる、このスタイルを編み出したのです。

ゆるくハーフアップしておくれ毛を出し、わざわざ買ったナイキのキャップを被ります。

お、おお〜…!

なんかイケてる。

 

キャップがいい働きをしてくれました。おくれ毛は結構邪魔でしたが、最終的に行き着いたものがこれでした。

 

 

その後

ブレイズですが、3週間~1か月は持つと言われています。

しかしケニア人の情報なのでアテになりません。なぜなら日本人のまっすぐでサラサラな髪の毛は絡みづらく、比較的すぐに取れてきてしまうからです。

 

私の場合、1週間の時点で3本くらい取れました。ちなみに急に三つ編みされた赤い髪の毛が落ちてくると、めちゃくちゃビックリします。

 

そして実はこの後病気にかかり(感染症)、あまりにも頭が痛い+寝れない+気持ち悪かったため、自分で全部取りました。1時間くらいかかりました。

 

ちなみに具合悪いながらも、取った後がめちゃめちゃ面白かったんで写真に収めておきました。

ブレイズにしたことで、スパイラルパーマもアフロも楽しめる、なんとも一石三鳥の経験ができるのでお勧めです。

 

キャップを被ると急にお洒落になりますが、具合が悪かったのですぐにシャンプーして寝ました。久しぶりにしっかりと頭を洗い、何の弊害もなく寝ることのできる素晴らしさに、思わず泣きそうになりました。

 

皆さんも、もしアフリカ大陸に来ることがあれば、是非やってみてください。

痛いしかゆいし寝れないし、肩も凝るし邪魔ですが、ネタにはなります。

 

ちなみに私はもう絶対やりません。

 

 

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