2O2O年、東京事変『再生』

2020年1月11日

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皆さんあけましておめでとうございます。
2019年も終わり、新しい年が幕を開けましたね。

2020年と言えば東京オリンピックが開催され、激動の年になることだと思います。
ですがもう一つ、あの「東京事変」が復活する年であることが発表されました。

 

実は私は東京事変の大ファンで、東京事変と椎名林檎以外の音楽をほとんど聞きません。(聞いてもすぐ飽きちゃう)
ですが2012年に解散しているため、ライブには一度も行ったことがありません。毎日毎日飽きずに教育~東京コレクションを聞くだけです。

なので今回の復活は、死ぬほど嬉しいものなのです。

そこでこの記事では、東京事変がどんなバンドで、どういう道を辿ってきたのかを、ざっくりと紹介していきたいと思います。

 

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東京事変とは

(画像引用元:https://natalie.mu/music/news/62510)

東京事変は2003年から、椎名林檎率いる5人制バンドとして活動を開始します。

もともとソロで活動していましたが、音楽に対してモチベーションが見いだせなかった彼女は、メンバーのために曲を書こうと考え東京事変が生まれました。

メンバーそれぞれの異才な音楽センスと技術により、日本の音楽界に多大な影響を与えます。

東京事変を語るうえで欠かせないのが、第一期~第三期についてです。メンバーの脱退や期間などから、3つに分けることができます。

 

第一期(2003~2005)

  • 椎名林檎(ボーカル)
  • 亀田誠治(ベース)
  • 晝海幹音(ギター)
  • 刄田綴色(ドラムス)
  • H是都M(キーボード) 

シングル「群青日和」でメジャーデビューし、1stアルバム「教育」をリリース。

アルバムについてはまた語りたいと思いますが、「教育」は初アルバムとは思えない傑作です。ぜひ「教育」を一つの「作品」として聴いてみてください。
作曲は椎名林檎とH是都Mが手掛けており、名曲「群青日和」では彼の才能を世に知らしめました。「現実に於いて」という曲も鳥肌ものです。

 

第二期(2005~2012)

  • 椎名林檎(ボーカル)
  • 亀田誠治(ベース)
  • 浮雲(ギター)
  • 刄田綴色(ドラムス)
  • 伊澤一葉(キーボード) 

晝海幹音とH是都Mが脱退し、新たに浮雲と伊澤一葉が加わります。メンバー編成が変わったことから、第二期として活動していくことになります。

ここから2012年の解散まで、「大人」「娯楽」「スポーツ」「大発見」「color bars」の5つのアルバムがリリースされ、これらはテレビのチャンネル名から取っています。

 

第三期(2020~)

  • 椎名林檎(ボーカル)
  • 亀田誠治(ベース)
  • 浮雲(ギター)
  • 刄田綴色(ドラムス)
  • 伊澤一葉(キーボード) 

2020年、8年間の時を経て東京事変が復活。ここでは第三期とします。
メンバー編成は解散時と同様。

元日には新曲「選ばれざる国民」をリリース。閏日からは全国ツアーも決定しています。

 

2012年閏日解散の理由

5人それぞれが楽曲を持ち寄ったアルバム「color bars」をリリース。2月29日の日本武道館公演をラストライブとしました。

公式サイトで椎名林檎は、「事変は来る閏日解散いたしますが、我らの作品群は永久に不滅です」とコメント。

 

「教育」から始まり、5つのチャンネルを経て、「color bars」で幕を閉じる。もともとそういうシナリオであったかのように、東京事変は解散しました。

東京事変として、彼女らがやりたかったものを全て終えたのでしょう。解散に何か理由があったとかそういうものではなく、「目的があって、ゴールまで辿り着く」ただそれだけのことなのでしょう。かっこよすぎます。

 

復活の発表

実は東京事変、ファンの間では復活があるのではないかと囁かれていました。様々な伏線が張られていたからです。

4年前の閏年、ファンのささやかな期待に応えて、紅白歌合戦で第二期のメンバー全員がバックバンドとして出演しています。そして解散してから2度目の閏年、元日に復活を遂げました。

 

▶再生

解散を発表後、コメントには「能動的三分間」の歌詞のラストが添えられました

「我々が死んだら電源を入れて 

  君の再生装置で蘇らせてくれ 

          さらばだ!」椎名林檎

そして元日に公開されたティザー映像では、この歌詞と再生装置が映っており、押した後に『再生』という文字が映されます。

(画像引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1nZS1G_dQkQ)

復活ではなく『再生』とした理由でしょう。
すべて計算だったのでしょうか。なんとも粋です。

 

深夜枠「ただならぬ関係」

実は東京事変は、2012年の解散後、もう一枚新曲を含んだアルバムを出しています。

それが「深夜枠」

全てのカップリング曲を収録したカップリング・アルバムで、新曲「ただならぬ関係」が収録されています。

解散した後に新曲を出す理由。普通は考えられないですよね。

 

しかしこの曲のPV、オリンピックを連想させるものになっています。

開催地の決定は2013年9月7日だったので、「ただならぬ関係」が発表された当時はまだ、オリンピックが東京で行われることは発表されていませんでした。

恐ろしいほど完璧なシナリオです。

全ては彼女らに計算されたものだったのでしょうか。
東京を愛し、日本が誇る「東京事変」もまた、東京に愛されているのでしょう。なんと粋な。

 

そして今回のティザー映像では、「ただならぬ関係」のPVと同様、オリンピックの開会式の様子を表しています。

曲名は「選ばれざる国民」

「ただならぬ関係」で終わり、「選ばれざる国民」で始まる。ここもやはり7文字で揃えてきましたね(笑)

 

全国ツアー「東京事変 Live Tour 2O2O ニュースフラッシュ」

2020年2月29日閏日から、全国6大都市7会場14公演が開催されます。

2月29日(土)
東京国際フォーラム ホールA / 18:00開場 19:00開演

3月1日(日)
東京国際フォーラム ホールA/ 17:00開場 18:00開演

3月6日(金)
大阪・フェスティバルホール/ 18:00開場 19:00開演

3月7日(土)
大阪・フェスティバルホール/ 17:30開場 18:30開演

3月14日(土)
仙台サンプラザホール/ 17:30開場 18:30開演

3月15日(日)
仙台サンプラザホール/ 16:30開場 17:30開演

3月21日(土)
札幌文化芸術劇場hitaru / 17:30開場 18:30開演

3月28日(土)
福岡サンパレスホテル&ホール/ 17:30開場 18:30開演

3月29日(日)
福岡サンパレスホテル&ホール/ 16:30開場 17:30開演

4月4日(土)
名古屋国際会議場 センチュリーホール/ 17:30開場 18:30開演

4月5日(日)
名古屋国際会議場 センチュリーホール/ 16:30開場 17:30開演

4月8日(水)
NHKホール/ 18:00開場 19:00開演

4月9日(木)
NHKホール/ 18:00開場 19:00開演

チケット情報は1月8日正午から、SR猫柳本線・SR猫柳本線ポケットで発表されるので、要チェックですね。

ちなみに倍率は相当のものになると予想されます。

留学中だけど、本気で一時帰国を考えてる…。

 

チケット追加情報(2020/1/11時点)

林檎班、猫柳本線ポケットそれぞれから、先行予約がスタートしました。

先行受付期間:1/8(18時)~1/23(23時59分)
チケット料金:9,999円(税込)
当落結果発表:2/1(18時)

・応募者から抽選

・1公演につき2枚まで

・第3希望の公演まで申し込み可

・最大当選数は1公演まで(林檎班、ポケットどちらも応募はできます)

・すべて電子チケット

・転売禁止(転売した会員は退会処分)

・同行者の登録が必要
 →行けなくなった場合、リセール対象となる。(会員を対象にチケットリセールを行うとのこと)

 

かなり厳しめなので、申し込み時にはご注意を。(転売する人が悪い!!)
また、今回はホールツアーなので大変当選者が絞られております…。かなりの狭き門かと。

当然ながら初日と最終日は恐ろしいほど倍率高いでしょうね。低めを狙うなら札幌か…?

ちなみに一般受付は2/22です。ほぼ無理でしょう。

 

まとめ

8年前の閏日、武道館で「透明人間」を最後に解散。

8年間の沈黙。

8年経った2020年閏日から、全国ツアー開催。

 

私の世代のファンは、もう東京事変を見ることはないんだなと思いながら聴いてきたことでしょう。
そんな私たちにとって、今回の発表は涙が出るほど嬉しいもの。

『再生』がいつまでのものかは分かりませんが、この一生に一度の機会を存分に味わい尽くしたいものです。

 

 

「そして、いつかまた、このタイムカプセルの扉が開かれる時が来ることを願って…」亀田誠治

「加入も解散もいつも突然にやってくるのが東京事変です。」浮雲

 

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